日本一早い田植え

日本一早い田植え

 2日連日の晴天に恵まれた1月10日。石垣島のバンナ岳の麓に広がる平田原で、午前11時ころから田植えがはじまりました。 14年前の平成6年から、年に3度つくる稲作に取り組んでいる仲新城淳さん(70)の水田は、すでに代掻きを終えて、田植機の音が水田の水面に響き渡っています。温かい気候を利用した3期作の試みは、北の米のようにまだ寒い時期に植えたなら、たとえ反当たりの収量が落ちてもおいしい米が取れる。これを実践しての取り組みで、しかも、土地を痩せさせない工夫もしています。南の土地で微生物増強剤をつかえば、3度の収穫をしても土地は枯れることなく、普通の田んぼの肥料よりも少ない量の肥料で、土地の力を維持できる。また、仲新城さんは農薬も通常の65%まで少なくして、有機農業に取り組んでもいます。

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