去った8月30日(土)、第19回登小っ子ふれあい祭りが同校グランドで盛大に行われ、大成功に終えることができました。というのも、昨年は台風の影響で中止を余儀なくされ、はたまた来年(平成27年)から校舎の全面建て替え工事が計画されているため、同グランドでの登小っ子ふれあい祭りを、ぜひとも成功させたいと強い思いで行いました。
さて、このお祭りは他学校とは少し違った取り組みがあり、それは各町内のこども会が余興を出し合い、さらに、出店も各町内子こども会の保護者、または地域の方々が協力しあい出店しています。この取り組みにより、地域に寄り添い、根ざし、そして子どもたちはクラス、学年を越え交流できることが私は素晴らしい取り組みだと思います。最近の世の中では、地域に誰が住んでいるかも分からず、また隣人とのコミュニケーションがとれていない事が多く聞かれます。このふれあい祭りでは、その地域、または隣人との関わるきっかけを作り交流できる最高なお祭りだと自負しております。
今年のお祭りは、夏休みの最終土曜日ともあり、子どもたちの余興練習は朝のラジオ体操や夕方、公民館などを利用し、各町内子ども会の父母が中心に指導を行ってきました。その余興の内容は様々で、オープニングに獅子舞(地域の青年会指導)で幕開けし、器楽・カラーガードの演奏は九州大会での銀賞にふさわしく素晴らしい演奏を奏でておりました。さらに部活動紹介では各部活動をしている子どもたちの活躍や、部活への誘いをしたり、記憶に新しい「少年スネーク」の阿波踊りカップ大鳴門大会の優勝、九州大会優勝、低学年の部で先島親善大会優勝という、学校、石垣島に元気と勇気を与えてくれた素晴らしい報告もありました。そして町内子ども会の出し物は、子どもたちの間で流行りのアニメソングでのダンスや、70名あまりの子ども会での「ウマヌシャー」などは、すごい迫力で見応えがあり、またヒップホップのダンスで盛り上げた町内もあれば、その指導者のダンスパフォーマンスでは会場も一緒に盛り上がるほどでした。そして唯一、友情出演していただいた八重山高校カラーガード部の皆さんによる演舞では、高校生らしくハツラツとさわやかな風を吹かせ登っ子にも夢を与えてくれました。
最後は地域の青年会指導による、大人顔負けの勇壮な旗頭で締めくくり、登小らしく素晴らしいお祭りでした。来年度はどんな形でお祭りを実行するかはわかりませんが、学校、地域、保護者と連携しぜひとも継続していきたいものです。
最後になりましたが、いつも登野城小学校を愛してくださっている地域の皆様、また学校職員、保護者の皆様、これからもよい関係を築き、一丸となって子どもたちを応援していきましょう。どうぞよろしくお願いいたします。
石垣市立登野城小学校
明治14年12月15日、八重山島石垣南小学校として創立。石垣市街の中心に位置し、字大川、登野城1、2、5町内の校区からなる。これまでに24,084名の卒業生を輩出し、各界各層で活躍している。今年創立130周年を迎え、「誠実」「勇敢」「礼節」の校訓を守り、マイフナータイムを活用した学習の取り組みや、放課後を活用したスポーツや文化活動も活発に行っている。