(4)山川 実・政子夫妻

(4)山川 実・政子夫妻
(4)山川 実・政子夫妻
(4)山川 実・政子夫妻

山川実・政子夫妻は家が近所ということもあって、いつも励ましてくださった恩人です。
 山川実先生は旧大浜町の町医として招かれて、本島の名護から石垣島へ来られ、地域医療に貢献されました。先生はどんな所へもスクーターで往診にいかれたので、「スクーター先生」と呼ばれて親しまれていました。特にお年寄りから感謝されていたのを覚えています。
 舞踊家の政子先生は、舞台に映える踊り手だったと思います。昭和30年代半ばに山川琉球舞踊研究所を開き、多くの門下生の指導にあたっておられました。当時、八重山でも琉球舞踊がよく踊られていました。登野城小学校での公演で、ぼくも舞台の背景画を描くお手伝いをしたこともありました。
 また、政子先生とはボーイスカウトの指導で活動をともにしました。いっしょに青少年の育成にがんばった思い出があります。
 その後、お二人は高齢を理由に、郷里の名護へ引き揚げられました。その前年には山川実・政子夫妻の30年余の功績を称え、「惜別の夕」も開かれました。

石垣 佳彦

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