星野鉱山の昼ごはん

星野鉱山の昼ごはん
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星野鉱山の昼ごはん

 南ぬ島石垣空港の北側に広がる星野鉱山。一般の人は立ち入る機会がなかなかないため、ここがどういうところなのか知っている人は少ないかもしれない。星野鉱山は、大里から星野集落の手前までの海沿いに広がる広大な敷地をもつ。主に石灰岩が採れるこの鉱山では、4つの企業が建設・土木資材の砕石や砂利、生コンの原料などを生産している。
 今回おじゃましたのは、星野鉱山で砕石事業をしている米盛建材さん。鉱山は各企業ごとに採石できる区域が決まっており、この会社は鉱山内に約1300
haにおよぶ区域を所有していて、出荷量は年間約50万トンにものぼるそう。出荷した砕石や砂利、生コンの原料などはすべて島内で使われ、島内のあらゆる工事現場に運ばれているとのこと。
 一歩、鉱山内に入るととにかく広い。ストックヤードには出荷待ちの砂利や砂の大きな山が空に向かっていくつも盛り上がり、ダンプやホイールローダが行きかう。大きなベルトコンベアーの付いた機械がいくつもあって、採り出した大きな石灰岩を用途に合う大きさに細かく砕石・砕砂していく。採石現場では剥きだしの岩盤をダイナマイトで崩していくので、大きな岩があちこちに転がっている。普段見慣れた、のどかな島の風景とのあまりの違いに少し戸惑いを覚えるほど。
 米盛建材のみなさんのお昼ごはんは、各自がお弁当を持参して昼休みに事務所内の会議室でそろって食べる。きつい現場仕事の男性ばかりの昼食は愛妻弁当が多数派。量はかなり多め。この日はそれぞれのお弁当のほかに、差し入れのあった魚汁がテーブルに並んだ。会話も少なめで、みなが黙々と食べる姿が印象的だ。
「これから夏場にかけて現場作業はもっときつくなってくるので、体力維持のためにも昼食はしっかり摂らないと」と赤嶺幸一工場長は話す。

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