笑い声でいつもまわりの人たちを元気にしている初さん。出身は石垣島で、24歳のときに竹富島へ嫁いだそうだ。8人の子宝に恵まれ、子育てをするために贅沢はせず、機織りや農業をしたりして一生懸命働いたという。また着るものを作るために、機織りなどの余った生地を使い、クーシャビラ(継ぎ接ぎ)して浴衣なども作っていたそうだ。
「夜中にブー(苧麻)を紡いだりもしていました。その時のクーシャビラは今でも持っていますよ」と初さん。今は毎週月曜と金曜に、コミュニティーセンターで開かれるほほえみの会の集まりに参加するのが楽しみといい、みんなでおしゃべりをしたり歌を歌ったりしながら、毎日を元気に過ごしている。