第46回 名蔵アンパルの動植物シリーズ(12)アンパルの昆虫(2)

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ヒルギササキリモドキ
 マングローブ内の薄暗く葉の茂った場所に多く見られる。滅多に下に落ちることはないが、水の上に落ちても脚に生えるたくさんの長いとげにより表面張力が働き、アメンボのように泳ぐことが出来る。しかし、干潮時に土の上に落ちた幼虫がカニに食べられてしまうこともある。6~10月に多く見られる。石垣島、西表島に分布する。

ハラアカナナホシキンカメムシ
 金緑色に黒い斑紋をちりばめた18mm程度の大きさの美しい甲虫で、山間部でよく見かけるナナホシキンカメムシとよく似ているが、名前のように腹部が赤く、判別は容易である。マングローブの一種シマシラキの実の汁を吸って育ち、成虫になるとオヒルギ等に移動することも多い。冬になると葉の裏に集団を作っているものが見受けられる。

ヤエヤマヒルギアシブトヒメハマキ
 ハマキガ(葉巻蛾)の一種で、成虫の開翅長は14.5mm程度。幼虫はヤエヤマヒルギの胎生種子の中にもぐり込んで食べ、そのまま種子の中で繭を作って蛹となる。幼虫の時に枝と種子を糸でからめて種子の落下を防ぐ習性を持っており、潮の干満のあるマングローブ林での適応と考えられている。石垣島、西表島に分布する。

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