石垣第二中学校は、昭和39年に石垣中学校から分離開校し、今年で創立50周年を迎える。現在は上里多一校長を中心に「あいさつの二中」「文化の二中」「スポーツの二中」を教育スローガンに掲げ、日々の教育実践に取り組んでいます。
石垣第二中学校の校門をくぐると、正面に「継続は力なり」の石碑が鎮座しています。この校訓の実践の証として、これまで多くの先輩たちが文化・スポーツ等、各種にわたり数多くの輝かしい成績を収めてきました。
現在は、吹奏楽マーチングバンド部が昨年12月の全国大会において2年連続の金賞を受賞。個人では各種作文コンクールにおいて大臣賞受賞などの輝かしい活躍もあります。去った1月に開催された第52回八重山中学校新人総合体育大会では、17競技のうち9種目で見事優勝。9本の優勝旗が校舎玄関内通路に並列され、生徒たちの日々の活動を見守っています。その中でも、野球部は同新人大会9年ぶりの優勝!
野球部は同規模校の中で部員数が15名と最も少なく、うち2年生は6名で物静かですが、昨年6月の新チームスタート以来しっかり1年生をリードしてきました。9月と12月に開催された県大会地区予選では、2大会連続で石垣中と決勝戦で対戦し、いずれも準優勝でしたが、新人大会決勝戦では3度目となる石垣中戦を1―0で制し、念願の初優勝を果たすことができました。監督の豊見本宏樹先生と新川大翔キャプテンの感激の涙が印象的でした。野球部の部室には、父母会からのメッセージが大会ごとに掲示されます。少ない父母会員ですが、子どもたちに寄せる思いは「夢はでっかく全国優勝!」。
先輩二人が甲子園へ
安里(沖尚)・西里(美里工)
甲子園で夢の二中対決
そして、今春のビックニュースは石垣第二中野球部卒業生である安里健(沖縄尚学2年)と西里翔(美里工業2年)の2人の先輩が所属する2校が、春の選抜甲子園大会に出場することが決まったことです。刺激を受けた野球部員。何かしらグラウンドでの声が大きくなってきたような? この快挙を励みに、次の大会での連覇、甲子園での先輩たちの活躍、そして4月には多くの新1年生が入部してくれることを期待し日々練習に励んでいます。
さて、今年は学校創立50年の節目の年。二中生徒たちの数多くの輝ける活躍を期待します。