東日本大震災・福島原発事故被災者・避難者支援ネットワーク石垣島 ちむぐくる

東日本大震災・福島原発事故被災者・避難者支援ネットワーク石垣島 ちむぐくる
東日本大震災・福島原発事故被災者・避難者支援ネットワーク石垣島 ちむぐくる
東日本大震災・福島原発事故被災者・避難者支援ネットワーク石垣島 ちむぐくる
東日本大震災・福島原発事故被災者・避難者支援ネットワーク石垣島 ちむぐくる

 まごころとゆいまーるで、避難者を支援していこうと立ち上げた「ちむぐくる」も、多くの市民や篤志家、そして石垣市のご協力により、活動を続けることができております。
 放射能の影響を受けている幼い子どもをかかえた母親たちが、なんとしても子どもの命と健康を守りたいと、ちむぐくるを通して緊急避難、あるいは短期保養のために来島し、安全な水や空気、食べものでリフレッシュして帰りました。これまでに受け入れた避難者は、52家族、136人になります。私たちは、善意でご提供いただいた住宅で避難母子を受け入れ、支援をしてきました。特に避難者が多かった一年目には、日常生活のサポート、毎週の避難者交流会や、勉強会、バーベキューや遠足、クリスマス会などのイベント、新聞やFM放送、ちむぐくるだよりを通しての情報発信など、スタッフ、幹事、サポーターが力をあわせて取り組みました。
 昨年の夏休みには、子ども保養プロジェクト「てぃだぬふぁキャンプ」に参画し、福島の子どもたち28名と引率2名を招き、約2週間、島の自然や文化にふれる体験をしてもらいました。ホームステイをはじめ、プログラム毎のスタッフ、中高校生の協力など、多くの市民の善意や募金、島外からの寄付をいただき成功裏に終えることができました。
 一方で、ご寄付により食品等の放射能が測定できる市民ラボも設立することができました。
 さて、今年は2つのプロジェクトに取り組んでいます。ひとつは、地域、期間を限定した母子保養のプログラム。4月~6月、地域は福島、埼玉、茨城およびその近県に限定し、経済的な理由等により保養に出られなかった母子を対象に交通費の一部を補助し、支援住宅に滞在してもらうというもので、8家族が応募しました。 
 もう一つは、石垣島天文台、八重山星の会などのご協力を得て、夏休みに福島の星好きな高校生を招き、地元の高校生と一緒に「美ら星研究探検隊」に参加してもらうプロジェクトです。夜は、満天の星空を、日中は珊瑚礁の海を楽しんでほしいと思っているところです。
 被災した方々の「わすれないで!」の声を胸に刻みながら、私たちは今後ともできるかぎり支援を続けていきます。

ちむぐくる会長 浦内 克雄

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