明石小学校

明石小学校
明石小学校
明石小学校
明石小学校

自転車クラブ

 石垣市街地から北に約35km、現在児童15名が通っている明石小学校では、毎年開催されている交通安全子ども自転車競技大会に向けて日々練習に励んでいる。平成22年度の全国大会では、見事日本一に輝くなど自転車競技において全国トップクラスの学校だ。

 明石小の自転車クラブは、平成3年度に結成され今年で22年目を迎えた。校内には自転車競技用のコースも設けられており、取材で訪れたこの日はあいにくの雨だったため、体育館で地区大会へ向けての強化練習が行われていた。
 現在自転車クラブには3年生から6年生までの8人が在籍。指導は顧問の真鶴かおり先生をはじめ、6年程前から保護者の竹原靖雅さんにも協力してもらっているという。「竹原さんには実技指導以外にも、何年もかけ学科試験用の試験問題を作ってもらうなど、いつも大変お世話になっています」と真鶴先生。明石小学校が毎年良い成績を残している背景には、保護者の方々や地域のみなさんの全面的なサポートがあるのだという。
 大会は、自転車の安全な乗り方を通じて交通安全に対する意識を高めるもので、実技試験と学科試験で競われる。それぞれの合計得点が総合成績となり、個人戦はないが、実技と学科の合計(同得点の場合はタイム差)で個人表彰も行われる。
 竹原さんの娘で6年の竹原華花さんは「私のお兄ちゃんたちもいい成績を残していたので、自分もやろうと思った」と自転車競技を始めたきっかけを話す。キャプテンで6年の熊野大咲くんは「4年生のときに自転車競技を始めた。今では自信がついて上手く乗れるようになった」と話し、目標はみんなで全国優勝することだと意気込んだ。

石垣市立 明石小学校
昭和30年に伊野田小学校明石分校として創設。昭和38年に大浜教育区立明石小学校となり、昭和47年に石垣市立明石小学校に改称。平久保半島の中央部に位置し、太平洋と東シナ海が眺望できる風光明媚な自然環境に囲まれている。
 5月19日に開催された第37回交通安全子ども自転車競技大会八重山地区予選会では、与那国小学校と波照間小学校を破り見事7年連続の優勝に輝いた。7月30日には八重山代表として県大会に出場する。真鶴先生は「いつも子どもたちには、みんなでひとつの目標に向かって努力することが大切だということを伝えています。自転車競技だけでなく、全てのことにおいて全力で取り組むのが、明石小の子どもたちの素晴らしいところです」と話した。

この記事をシェアする