点訳サークル  てんとう虫の会

点訳サークル  てんとう虫の会
点訳サークル  てんとう虫の会
点訳サークル  てんとう虫の会
点訳サークル  てんとう虫の会

 皆さんは、缶ビールを飲むときに蓋に点字が打たれているのに気づいてますか? そこには『お酒』と打たれています。目の不自由な方が触ってジュースなのかビールなのかわかるようにするためです。今度、じっくり見て下さいね。最近では、ATMや洗濯機などの電化製品にもありますよ。
 さて、私たち点訳サークルてんとう虫の会は、石垣市社協主催の点訳講座を修了したメンバーで、平成6年に結成されました。平良仁伸会長ほか10名余の会員で活動しています。活動内容は主に『広報いしがき』の点訳活動ですが、他にも各種文書や名刺、観光で石垣を訪れる視覚障害の方の案内介助なども行っています。最近では静岡から来た方を黒島の牛まつりに案内して喜ばれました。
 点訳って難しそうと思っているかもしれませんが、点字板で1枚ずつ打っていた時代とちがって、今は点訳ソフトを使って自動点訳で90%以上点訳ができるようになりました。基本的な点字のルールがわかれば誰でも簡単に打てるのです。それを専用の点字プリンターでプリントすると、点字用紙に点々の文字がうかびあがります。点字物の出来上がりです。
 今は『広報いしがき』の点訳で精いっぱいですが、まだまだ点訳したいものはあります。観光案内ガイドもそのひとつです。10年ほど前に視覚障害の方が大勢来島した際に、頑張って300部作りました。「こんな小さな島にも点訳活動サークルがあるんだ」と感謝され会員の励みになりました。
 今は小学校の国語の時間に点字の授業があるので、点字は広く理解されるようになりました。平良会長は「点字を学ぶことで、小さな頃からそれを読んでいる視覚障害者への理解・関心を高め、思いやりのある住みやすい街になってほしい」と言います。
 会員はおいしいもの好き、お酒大好きのメンバーなので、みんなで飲んで食べるのも楽しみのひとつです。パソコンで気軽に点訳活動してみたい方の参加を待ってます。

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