石垣と岩手「きずな」の顕彰碑除幕式開かれる

石垣と岩手「きずな」の顕彰碑除幕式開かれる
石垣と岩手「きずな」の顕彰碑除幕式開かれる

 1月26日、真栄里公園で、高橋洋介顕彰碑建立・菅原邦典顕彰碑移設除幕式が開かれた。
 高橋さんは元岩手県副知事で、退職後に岩手・沖縄かけはし交流協会を立ち上げ、会長として石垣市と岩手県のきずなを築いた立役者。1993年の大冷害で岩手の稲作が大打撃を受け、種子確保に悩まされていた時に、岩手県が石垣市に種もみを増やす緊急増殖事業をもちかけた。当時岩手県の農政部長だった高橋さんが指揮を獲り、菅原さんは同事業で岩手県の上席農業改良普及員として石垣島に常在。水稲栽培の指導を行い、翌年には石垣島産の種もみで岩手の稲作を救った。同事業を機に、石垣島マラソンやいわて北上マラソンでの交流や、八重山高校と森岡第四高等学校の姉妹校提携など、民間レベルでの「かけはし交流」に発展した。
 除幕式で同期成会会長の平田勝男さんは、「石垣島は2人の功績を忘れることなく、若い世代のみなさんに、岩手県とのきずなの交流をバトンタッチしていくと誓う」とあいさつ。同日夜には、南の美ら花ホテルミヤヒラでかけはし交流祝賀会が開かれ、八重山高校郷土芸能部やJAおきなわ八重山支店女性部による余興が披露され、互いが交流を深めた。

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