白浜秋まつり

白浜秋まつり
白浜秋まつり

すっかり西表島白浜地区内恒例の行事として定着した感のある「白浜秋まつり」。今年で三回目のこのまつりを公民館主催の行事として位置づけ、前日から準備した焼き肉やカレー、焼きそばに舌鼓を打ちながら、秋の夜長を楽しんだ。
 最大の呼び物は、舞台余興もさることながら、カラオケのど自慢。日頃の練習の成果もあってか、自信をもって堂々と熱唱。中でも中高年の夫婦(めおと)揃い組は、「歌詞を自作して、時折に互いの名を歌詞に折り込み」高唱。会場の爆笑を誘いながらも、微笑ましい歌いぶりに拍手が湧いていた。
 まつりの最大の良さは、『集落内の日頃の疎遠を引き寄せ、親睦と絆を繋げることにある』と印象を受けた。
 白浜海神祭は、地区内挙げての集落最大の伝統行事である。これ以外、外にアピールする行事のない地区ではあるが、だからこそ、青年層が一致団結してイベントを開催することは、とても魅力的である。いつの時代でも「世のしがらみに拘泥されない若者群団のパワー」には、関心するばかりである。
本誌「やいま」も今月で年内最終号。鳩間時代から投稿を休まずに継続してきたのだが、『人生いろいろ』八・九月号は、やむなく中断。このコーナーの初興し以来の同人として、願わくば、八重山内外の投稿者がわんさかと投稿し、「日本」から注目される存在でありたい。尖閣や与那国問題も重要であるが、世界の人々の注目を本誌を通して招き寄せることを夢見たい。
 新石垣空港も三月開港を迎えることになるし…。

加勢本 曙

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