十月三十一日から十月二日までの三日間、南山舎で職場体験をさせてもらいました、鳩間中学校二年の上地将英です。運良く「月刊やいま」のやいまーる広場に載せてくれるらしいので書きました。
十月二十六日、鳩間にハロウィンが来た。
携帯のお化けに天使など、様々なモンスターが放課後の鳩間小中学校に集まった。ハロウィンが始まったのである。
「よし! 出発!」
リーダーである天使が掛け声を発し、モンスター集団が出発した。狙う場所は近所の家や、先生たちの宿舎などだ。
「トリック・オア・トリート!」
「うわ! お化けだ!」
集団が行く先々で、家の人がお菓子を置いて逃げていく。置かれているお菓子は、集団が持っている大きな袋に収まる。何軒か周ると袋はお菓子でいっぱいになった。
「さあ、最後に校長先生の家をまわろう!」
「オオッー!」
校長先生の家に行くと、なにやら怪しい二人組(先生たち)が家の前に立っていた。一人は青いペンキで顔を塗っていて、もう一人は赤と白のペンキを顔に塗っている。
「お菓子をあげよう」
「……誰?」
「ドラえもんと日本サッカーのファンだ!」
皆は納得した。確かに似てはいないが、ドラえもんと、日本のサッカーファンに見えないこともない。不審者じゃないとわかると、皆は安心して大声で言った。
「トリック・オア・トリート!」
「はい、どうぞ」
二人からお菓子をもらうと、最後にハロウィンの優勝者を決める。誰が一番リアルなモンスターに変身したのかを決めるのである。優勝は、鳥の格好をした中学一年「鳥人」だった。
皆はお菓子をもらって、大満足して家に帰った。
また来年もできたらいいな~と思った鳩間のハロウィンでした。