9月8日、石垣市総合体育館で、竹富町スポーツ少年団ミニバスケットボール交流大会が開催された。日頃、竹富町のスポーツ少年団で活動する子どもたちが一堂に会する大会で、スポーツを通して各島の子どもたちが交流するのはこの大会だけだ。
現在竹富町スポーツ少年団は、竹富、上原、大原、西の子、小浜、黒島、波照間の7つのチームがあり、それぞれ各地域の小学校に通う15名以内の男女混成チームで編成されている。西の子は西表小学校に通う生徒で結成されたスポーツ少年団で、西の子という呼び方は学校が創立された122年前から続く名称だそうだ。大会に向けて波照間チームは前日に石垣入り、そのほかのチームは当日の始発便で石垣入りした。
競技は10時にスタート。試合時間は1クォーター6分間の計4クォーターで、高学年の部と低学年の部に分かれリーグ戦が行われた。競技が開始されると、試合は決勝戦まで通して行われるので、それぞれ各チームごとに試合の合間に昼ごはんに入る。仲間同士で終わった試合の反省をしたり、またこれから対戦するチームへの対策を話し合いながら食べていた。
高学年の部で決勝まで勝ち進んだのは、今年3連覇を狙う波照間スポーツ少年団と、参加チームの中で唯一全員女子で結成された上原ドリームスポーツ少年団。上原チームは、8月に行われた県ミニバスケットボール夏季大会で初勝利を収め、八重山地区大会では常に上位に顔を出すなど結成5年目にして急成長してきたチームだ。試合は一進一退の攻防を繰り返した末、上原チームが王者の波照間チームを1ゴール差の24対22で下し、今年の交流大会を制した。低学年の部は、西の子スポーツ少年団が優勝した。