平得 豊年祭準備の昼ごはん

平得 豊年祭準備の昼ごはん
平得 豊年祭準備の昼ごはん
平得 豊年祭準備の昼ごはん
平得 豊年祭準備の昼ごはん
平得 豊年祭準備の昼ごはん
平得 豊年祭準備の昼ごはん
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平得 豊年祭準備の昼ごはん
平得 豊年祭準備の昼ごはん
平得 豊年祭準備の昼ごはん
平得 豊年祭準備の昼ごはん

今年は7月27、28日の日程で行われた平得の豊年祭まで、あと3週間ほどとなったこの日、旗頭持ちのみなさんが公民館に集合。平得には、集落の西の菖蒲会、東の旭会というふたつの旗頭持ち会がある。今年は菖蒲会が6年ぶりに旗頭を新調。ふたつの会で協力して、『松竹梅』の旗頭を完成させる。現在、平得の旗頭の頭の部分を製作するのは、旭会の責任者でもある仲本孝さん。この日は会のメンバーで、竹を旗頭の竿として仕上げていく。
 今年は7月27、28日の日程で行われた平得の豊年祭まで、あと3週間ほどとなったこの日、旗頭持ちのみなさんが公民館に集合。平得には、集落の西の菖蒲会、東の旭会というふたつの旗頭持ち会がある。今年は菖蒲会が6年ぶりに旗頭を新調。ふたつの会で協力して、『松竹梅』の旗頭を完成させる。現在、平得の旗頭の頭の部分を製作するのは、旭会の責任者でもある仲本孝さん。この日は会のメンバーで、竹を旗頭の竿として仕上げていく。
 10時に公民館役員が集合し、海に海水を汲みにいったりと準備開始。お昼にはみなさんそろって出前のそばを食べた。午後からは、高校生から大ベテランの方まで旗頭持ちのみなさんが集まり、菖蒲会の責任者、兼松正三さんを先頭に、協力して作業が進められていった。
 竹は鹿児島県から取り寄せたもの。八重山には、旗頭につかえるような太くて頑丈なものはないという。まず、竹の片端を切り落とし、長い鉄筋をそこから勢いよく入れ、節々を落としていく。中がひとつの空洞になったら、それから熱した海水を入れる。真水ではなく海水を入れるのは、防虫の目的。海水を入れた状態で温度調整をしながら、竹の外側全面をバーナーの火で炙っていく。その時に竹からあぶらが出てくるので隣ですぐ拭きとっていく。竹はどうしても月日が経つとしぼんでいくため、この工程で身をしめ、真っ直ぐな1本の竿にする。海水を入れたまま数日おいて、水を抜いたら、竹自体は処理が完了。このままではまだ、しなってしまうので、そこからさらに、竹を割いたものを巻き着けて固定させ強度を強くし、竿は完成する。とても暑い中だったが、集落の伝統を守るみなさんで、わいわいと楽しそうに作業をしていた。

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