ハーリーも終わり、やいまは夏真っ盛り!!
6月は公私共にイベント盛りだくさんで動きっぱなし、夏を前に実はちょっとバテ気味です。
選挙イヤーの今年、県議選も無事に終わり次は竹富町長選挙ですね。最近話題の竹富町役場移転…賛否両論なのですが、どうやら住民投票は行われないみたいです。民意とはなんだろうと疑問符だらけですが、そこで今回はちょっと難しい政治の話…。
本来選挙というものは、その任期中の政策を住民に問うものであるはずです。任期が4年ならばその4年の間のこと、です。
例えば町役場移転というのは、町長の任期に留まらず、今後数十年この町の未来を左右するものです。ですから、私は来る町長選挙の争点にすべきではないと考えています。
もっと身近な問題、例えば子育て支援の拡充や観光客の減少に起因する収入の減少その他住民が不便に思っていること、この町を今後4年でどう変えていくのか…そういった事柄を選挙の争点にするべきではないでしょうか?この町に越してきて3回の町長選挙を見てきましたが、残念なことに毎回町役場移転がメインの争点になっているように思います。それ以外の政策は当たり障りのない内容だったりするのです。
選挙は長らく男性社会の象徴でした。残念ながら今も竹富町は県内で唯一、女性町議が存在したことのない町でもあります。厳しい時代だからこそ、政治が女性の目線を汲んでくれたらなと思います。今時専業主婦というのはほとんどおらず、女性は家庭と仕事を両立していることが多いですね。男女共同参画社会を推進しているとはいえ、子供の送り迎えやお弁当作りも女性は仕事の傍らこなしているのです。子育てをする女性の目は侮れません。
男性のように広い視野で政治や経済を語ることはないかもしれません。しかし生活に密着したニーズを抱えていたりします。そのニーズが本来、政治で言われる「政策」のたまご、だったりするのではないでしょうか。政治家とはその「たまご」をひとつひとつ拾い集め、肥料をあげ芽を出し育てていくものだと私は思います。
自分の意見なんて役に立たない、誰も聞いてくれない、言っても無駄…そう考えている人は大勢います。「だから選挙にも行かない」、「どうせ変わらない」ではいけません。
変わらないと思うのだったら、ぜひニーズを吐き出してください。あなたの一言が周りにも伝播し、皆のニーズになるかもしれません。そしてそれが「たまご」になるのです。
今年は県知事選挙もありますし、来年は国政選挙です。政治と生活の繋がりを立ち止まって考える良い機会ではないでしょうか。