皆さんは、「病院は専門用語ばっかりだ」とか「医者の話はどうせ自分には難しくてわからない」と思っていませんか?
確かに病院では専門用語や難しい言葉が飛び交っていますが、今回出版した「八重山病院データでムヌカンゲー」はその難しい病院の中身を高校生でもわかるように解説しています。
この本の最大の特徴は、難しそうな病院の中身を表やグラフでわかりやすく示すことによって、その背景にある医療の問題点を一つひとつ取り上げることにチャレンジしたことです。このような本は過去にはほとんどありません。
株式会社は年に一度、株主総会を開いて会社の財務状況や将来の展望などをサポーターである株主に公開します。そこで株主の支持を取り付けるのです。県立病院は「県立」である以上、県民がサポーターであることが本来の理想の姿だと思います。そうなるためには病院の中身を県民に知ってもらわなくてはいけません。その目的で2010年11月に八重山毎日新聞に「ムヌカンゲー」連載をスタートしました。
その連載が本になったのが「八重山病院データでムヌカンゲー」です。この本を読んで八重山病院を知っていただき、八重山病院のサポーターになってもらえれば幸いです。