『石垣島白保村以北の旧村々~牧野清生誕百年記念論集~』完成

『石垣島白保村以北の旧村々~牧野清生誕百年記念論集~』完成

八重山文化研究会が、このほど『石垣島白保村以北の旧村々~牧野清生誕百年記念論集~』を出版した。研究会の初代会長である牧野氏は生前、平凡社の『沖縄県の地名』の八重山諸島の執筆を担当。心血を注いで膨大な原稿を残し、現在は市立図書館に保管されている。研究会はそのうち、『石垣島(三)旧大浜地町区』の中から233枚を選び、本書は石垣島の村建てや分村、集落移動の経緯、歴史、民俗、歌謡などを記している。研究会メンバーの論考も収録している。出版には、2年前の牧野氏の生誕百周年記念事業の、石垣市の『大浜皓文化振興基金』の助成を活用した。編集をした石垣繁会長は、「研究や資料の過疎地帯である白保以北を今回まとめる事ができた。その地域の学校にも寄贈した。教師に読んでもらい、子どもたちに伝え、郷土の事をもっと知ってもらいたい」と話した。タウンパルやまだで販売中。

やいま編集部 笹本

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