世界はやいまを中心に回るよ、喝!(1)

皆様オヒサシブリです。1年間執筆をお休みしましたが、このたび復活することになりました。昨年は稲妻のように過ぎ去る一年でした。沖縄県の産業応援ファンドに採択され、西表島ビーフの加工に勤しむ一方、沖縄県振興審議会では公募委員に選ばれお役人泣かせの発言を繰り返してまいりました。また本年1月で西表島に移住して丸10年を迎え、来月は10年間待ちに待った三十路突入であります。
 私がここで暮らした10年は、目まぐるしい変化があり、刻々と変わる情勢に仕事も私生活も姿を変えながらなんとか過ごしてきたように思えます。「ちゅらさん」が放映された年、私はロンドンに留学していました。ちゅらさんは働いていた日本食レストランのシェフがビデオで貸してくれたのを覚えています。911のテロで海外居住に耐えられなくなった時に西表島での就職が決まり、ブームになっているとは露知らずにここ八重山に居を移したのです。その後数年間はうなぎのぼりの成長でしたね。
 私自身色んな仕事をがむしゃらに続け、6年前自営業で農業と製造業を経営するに至りました。誤算はそこから始まりました。その年がピークだったように感じます。数字上はその勢いで観光客が増える予測を立てていたので、この数年で何度も方針転換しました。前年の売上を保てるよう、商品を開発し、売れないものは見捨てるの繰り返しです。
 過去の栄光はどこへやら、今の八重山は下降しつづけるばかりでプラス要因が見えません。新石垣空港開港すれば大丈夫という人々も減ってきました。
 国会はくだらない論争で肝心の政策がまとまることもなく、毎日3億円を水に流しながら、政治離れが進む一方。考え方が違っても、三人寄れば文殊の知恵という教えを忘れた政治家たち…。政治が身近だとわかっているけど、「変わる気がしない」と投票に行かない若者たち。あらら、悪循環のはじまり、はじまり~。
 今年は様々な切り口で、八重山や沖縄の未来・人・政治・企画力などをテーマに書いていこうと思っております。駄文にお付き合いいただきありがとうございます。ご意見もお待ちしています♪

崎枝 百合香

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