競艇選手の松元さん「八重山の子どもたちにも競艇を知ってもらいたい」

競艇選手の松元さん「八重山の子どもたちにも競艇を知ってもらいたい」

 プロ競艇選手の松元弥佑紀さんは、石垣島に通って10年ほどになる。公営競技なので公正を保つため、レース期間に入ると携帯電話をつかう事も許されず、完全にレースだけになるというストイックな世界。オフの時に石垣に来ては癒され、また頑張ろうと決意を改めるという松元さん。
 競艇とは、八重山ではあまりなじみのないスポーツだが、1周600mを3周し、1800mの距離をスピードを競うボートレースで、全国に24ヶ所のレース場があり、約1500人のプロ選手がいる。
 松元さんは島の人たちとの親交も深く、石垣に滞在中、島の人たちと出かけたり、食事に行ったり、ダーツを競ったりするという。そんな中で島の子どもたちに、こういうスポーツもあり、こういうプロの道もあるという事を知ってもらいたいと思うようになったと話す。実際に、松元さんに出会い、競艇選手を目指しはじめた島の中学生もいる。沖縄では生で観戦する事はできないが、レースはすべてインターネットで生配信され観る事ができる。モーターボートを持ち込むとができないので、島でデモンストレーションをする事はできないが、松元さんは「いつかプロ1500人の中のチャンピオンになり、大好きな石垣島で子どもたちに見せたい」と話す。

編集部 笹本

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