石西礁湖、サンゴ礁基金、どちらも聞いたことがないという方も多いと思います。石垣島と西表島の間に広がるサンゴ礁の海を「石西礁湖」と呼んでいます。規模は日本最大、三六〇種を超えるサンゴや多くの生物が生息し、沖縄本島などへサンゴ幼生を供給する、我が国の「サンゴの源流」とされています。
この石西礁湖のサンゴ礁が危機に瀕しています。高水温による白化、オニヒトデの大量発生、赤土流出や水質汚濁などの影響によって著しく衰退しているのです。
石西礁湖サンゴ礁基金は、かつての石西礁湖のサンゴ礁の姿を取り戻すためつくられた「石西礁湖自然再生協議会」の基金です。発足以来二年間で、全国の方から二〇〇万円を超える寄付がありました。
平成二二年度は、緊急に必要なオニヒトデ駆除、サトウキビ畑からの赤土流出を抑えるため「夏植え」から「株出し」への農法転換を推進するプロジェクト、小学生など住民が自分たちでサンゴの健康状態をチェックするコーラルウォッチプロジェクトを支援しました。
今後さらに多くの方からご寄付を募るとともに、特に、赤土流出防止、生活排水対策等の陸域からの影響の軽減を図る取り組みを進めていきたいと考えています。
石西礁湖サンゴ礁基金は、みなさまからのご寄付とご協力をお待ちしています。ゆうちょ銀行振替口座のほか、基金ホームページからオンライン寄付もできます。
石西礁湖サンゴ礁基金ホームページ
http://www.strata.jp/sangokikin/kikin.html
ゆうちょ銀行振替口座
01710-6-140255
（名称：石西礁湖サンゴ礁基金）
