デイゴ再生へ、ひとつの取り組み

デイゴ再生へ、ひとつの取り組み
デイゴ再生へ、ひとつの取り組み

 去る7月13日、登野城小学校において、一体の木製シーサーの贈呈式が行われました。石垣島のデイゴを守る活動中の「NPO花と緑の石垣島」と、市内にある木工芸店「むら工芸」の共同企画、「チェーンソーカービングで枯死したデイゴを蘇らせる」という試み。登野城小学校の北側にある枯死デイゴは数本。そのうちの一本だけが、チェーンソーによる彫像に耐えられる強度があったとのこと。デイゴは枯れてしまうと木の中にある養分が地中に抜けて、手でもげてしまうくらいスカスカになってしまうらしいのです。現在、デイゴ再生プロジェクトの活動の成果が見えつつありデイゴの枯死を食い止めています。しかし新たな害虫の出現が報じられるなど、決して安心できない状況。私たちの意識と今現在の取り組みに、デイゴの未来がかかっているのかもしれません。

古村 朋也

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