八重山の皆さん、こんにちは。まずは、自己紹介させてくださいね。
15歳の時、アフリカ、ケニアを1ヶ月間キャンプしながら家族で旅をして以来、世界を旅する兼高かおるさんに憧れ、海外リポーターに。「世界ふしぎ発見」の仕事や、世界中の先住民に逢いたいという想いもあって今まで訪れた国は60カ国以上。日本で当たり前の事がある国ではそうではなく、逆に、ある国で当たり前の事が日本ではそうではないという、多種多様な価値観に触れ、日本も色々な国の素敵な所を取り入れれば、もっとみんなが幸せになれるのになぁという思いを持って、いつも帰ってきています。たとえば、アイスランドでは電気の95パーセントを自然エネルギーでまかなっているので、電気代が無料です。アイスランドも日本と同じく温泉が湧き、地震が多い国なので地熱発電がさかんです。国民みんな電気代がタダなんてびっくりですよね。
この、鎌仲ひとみさんの新作ドキュメンタリー映画も新鮮な感動と生きるヒントを与えてくれます。スウェーデンでは自分たちの糞尿を自治体が回収してくれ、それによりバイオガスと肥料が作られ、また地域に還元される。そして、自分の車のエネルギーが何から作られたものか選ぶ事が出来、自分の使う電気が何により発電されたかも選ぶことが出来るといった社会の仕組みなどが紹介されています。今の日本の問題点が浮き彫りにされ、私達がどう向き合い、どこへ向かえばもっと気持ちよく暮らせるか、みんなで幸せな未来をつくるヒントと希望を見させてくれる映画です。八重山諸島は海に囲まれ、実は自然エネルギー(波力、潮力など)の宝庫ときいています。上映当日は、鎌仲ひとみ監督と私との対談もあります。ぜひ、皆さんと一緒に考えることができたら嬉しいです。
私たち家族は福島第一原発の放射能漏れにより、東京の水道水にも放射能汚染が広がったため、一歳の息子の身体を守るためここ石垣島に自主避難してきました。しばらくここで子育てをしたいと思います。どうぞ、よろしくお願いします!