リトミックとピアノの教室から10

リトミックとピアノの教室から10

芸術にふれる

 音楽って、ピアノって、芸術活動のひとつです。芸術とは美を追求し表現すること。
 何を「美」とするかで芸術の在り方ももちろん変わりますけどね。
 さて、ピアノをはじめたばっかりのドレミしかひけない子どもでも、彼らは芸術にふれていることになります。正確には芸術の創造の入り口に立って、切符を持ったところです。それが家に帰ると音楽はいつもJpopのはやりの唄ばかり、テレビをつけるといつもバラエティー、ごはんはできあいのものが多くて、スナック菓子とジュースづけ…。極端に言いましたが、その生活の中に美に対する意識はありますか? それがいけないというわけではありません。私もバラエティーやお菓子は好きです。ですが、ドキュメンタリー、美術番組やクラシックの番組、たまには歌舞伎もみます。本もジャンルにとらわれずに読むように心がけます。都心に出向く時は小さくてもいい、美術館に行き、時間さえあえばコンサートに行きます。美術館に行って何を見たらいいのかわからない、という人もいますが、ただ見ればいいのです。何も感じなければそういうことなのです。感じる力は感性と呼びます。感性は育っていくものなのです、大人になっても。子どもならなおさら。コンサートもロックからジャズ、クラシックとたくさんあります。なんでもいいと思います。生で見ること、生で聴くこと、そして自分の感性をふるわせるものにアンテナを張るべきです。あなたが美に対して持つ意識を、子どもは直感で見ていますよ。

宮地 春奈

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