多くの旅人と出会い語り合う日々の暮らしのなかで、実に多くのことを学ばせていただいている私である。
八重山病と自称する方々がいる。年に何度も足を運んでくださる方々がいる。旅に出て運命が変わったという方もいる。旅先を決めるときから、すでに心の旅は始まっていると思う。行く先、行く目的を考え、実際に行動することで、感動に出会い、「この旅行は必然だった。運命を変えるできごとがあった。それを感じるための旅だったんだ」という的を得るのだろう…。
同じ沖縄と言っても、本島や周辺の離島、また、この八重山でも島々によってまったく違う印象の旅になるだろう。そして、出会う人々、出合うものに大きく左右されるものだと思う。まー、第一印象の悪い私がウチアタイしながらこんなことを言うのは如何なものか…(笑)。
先日、初めて波照間島へ行った。人気の高い波照間に与那国は負けている感じがしてならなかった。観光従事者としての勉強をかねて行った旅。人見知りの自分を嫌というほど再確認した。なーんにもない素朴な風景の波照間に身を置いてみると…わかった。何故に惹かれるのか。
日本最西端と最南端は、この八重山にあるのですよ。地元のみなさんも旅をしましょう…。女性は特に、独身の時に各地のお盆や文化、芸能を見ることをお勧めします。
「夢とロマンとときめきや~!!」と言って旅をしてきた初老人の言葉を思い出す。
年輩の客は人生の師。物事は始めてから聞け! この世の修行が足りん人はあの世に行けん!! 馬鹿者は金儲けを考え、愚か者は名誉を欲しがり、天才は己に悩む。
まだまだ人生の旅は続く。旅に恋し、旅人に恋し恋され♪ 微力ながら旅人のお手伝いをさせていただきます。八重山を愛するみなさんに感謝。ありがとうございます…。