お子さん、ピアノ習ってますか? 今日はそんなお母さんたちに練習について一言。いや二言三言。
まず『正しい位置で座ってほしい』。
練習の時、いすどっかりとシャチョーさんのように座っていませんか? いえいえ、イスには謙虚に座らせましょう。おしりが乗っかっていればそれで大丈夫。足の裏がきちんと床についていればずり落ちません。
それからイスの位置。全員がピアノにくっつきすぎです。おなかとピアノの間にげんこつが4つ入るくらいイスをしっかり後ろに引いて座りましょう。教室では、ネコや赤ちゃんを抱けるくらい後ろに座ってごらんと話します。こうして座ると上半身が自由に動きます。上半身は常に自由で適度に力が抜けていることが大切です。
たまに子どもが低いイスでピアノにくっついて弾くのを見ると、おっぱいから手の先を出して弾いているように見えます。私は「おっぱい弾きだ~」といってからかいます。これは自宅で習慣がないため、よくない位置で座っても違和感がないのです。
椅子は高さの調節できる椅子を用意してくださいね。なければおしりの下に厚い本を敷いたりすることでカバーできます。目安は鍵盤にふわっと手を置いて(ピアノを弾くようにした時)、ひじから手首までの部分が床とほぼ平行になっているこかどうかです。
キーボードは鍵盤の高さが床から70センチの場所になるように調節して固定します。床に置いたまま弾くなんて厳禁ですよ! スタンド付きのものを買った場合も確認してみてくださいね。足の裏がしっかり地面に着かない場合は必ず足台を用意しましょう。電話帳や段ボールに重しを入れたもので十分です、ぶらぶら足にならなければ!!
フォームは想像以上に技術の向上を妨げます。お子さんのフォームをぜひチェックしてくださいね。だってピアノ上手になってほしいですものね!!