リトミックとピアノの教室から

リトミックとピアノの教室から

高齢者のリトミック

アメリカで、高齢者のリトミックについての論文をフランス人の先生から個人的に頂きました。この論文が興味深かったのでご紹介します。スイス第二の都市ジュネーブには、リトミックの創始者ダルクローズの作ったダルクローズ学校があります。この学校とジュネーブ医科大学が協力して高齢者のリトミックに関する研究を行いました。調査対象者は65歳以上のシニア134名です。週に一回のリトミックを1年間受講し、その運動能力の変化を調べるというものでした。高齢者のリトミックや障害者のリトミックは海外で多く行われていますが、具体的に追跡調査を行っている件はあまり見られませんので、これは有益な調査だと思います。(また日本でも病院や施設で音楽療法を取り入れている所も増えていますが、それはたいていの場合、純粋なリトミックではなく、リトミックの手法を使ったスキームになっています)。調査の結果はほぼ対象者全員に、歩行のバランスと1歩あたりの距離に大きな変化が見られたということでした。論文にはもっと詳しく書いているのですが、フランス語なので大まかに意味をつかむくらいしかできませんでした。これから時間をかけて読んでいきたいと思います。

宮地 春奈

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