桴海於茂登岳トレッキング

亜熱帯の原生林を行く

桴海於茂登岳(477メートル)のトレッキングコースを紹介します。荒川川の東をスタートし、桴海於茂登岳の南山ろくからウマヌファ岳の西に出て、スクザーラカーラを経て米原に下山するコースです。
石垣島の北部を東西に連なる於茂登山系は、一昔までは先人たちが建築材を求めて通った山々です。その山道が今も部分的に残っています。その山道をつなぐコースです。
 それではスタートします。荒川川の駐車場東の階段を降りるといきなりジャングルです。正面にぽっかり空いた国指定・カンヒザクラ自生地への山道を行きます。直後、猪垣がありますが、ゲートを開け進みます。右側の茂みからは、荒川川のせせらぎが聞こえます。程なくして川と合流しますが、手前東側の猪垣沿いの細道を行きます。細道を過ぎると、蛇行する急登やコシダが繁茂する急登がやってきます。程なくしてコシダも去り、登りきると平坦な山道に変わります。右手には荒川川の渓谷が現れます。渓谷を境に西は字川平、東は字桴海です。
 道なりに進むとカンヒザクラ自生地ですが、途中左折します。左折といっても、目立たない脇道です。巨木・イタジイ横の脇道に入り、進むと再度急登がやってきます。登りきると平坦な地形に変わります。東側に脇道がありますが、そこは別の機会に紹介します。山腹に露出する巨岩から山原や川平地区が一望できる穴場の巨岩コースです。来た道を少し前進すると、下り地形になり、進行方向の谷間から吹き上る微風が心地よい場所です。標高260メートルです。ここで小休止です。そして序盤終了です。所要時間約60分です。

松島昭司

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