私の娘にも“ジャイアン”の様な時期がありました。自分のおもちゃは貸さないくせに、人のモノは貸してとせがむ…。頭が痛かったです。
そんな彼女が保育園に通い始めてすぐの頃、担任の先生から言われた言葉が、「すごく癒し系ですよね。とっても優しいし」。…!! ビックリしました。それからは、彼女の矢指に意識を傾ける様に努めました。すると、とても優しかったり頼もしかったり、色々な面に気付き始めました。もちろん目をつぶりたい面も。
「こんな風になったら嫌だな」という事にとらわれると、その事ばかりが気になり、増長し、そして実際にそうなる…。という失敗から学び、彼女の可能性に限度を付けず、持ち前の花が開く様に見守ろうと思ったのです。たとえそれが、私の期待する花の色とは異なったとしても。後は彼女次第です…。
私たち生きものは、“土”という居心地の良い環境と、“水”という愛のこもった栄養、そして、“太陽”というまわりの笑顔があれば、個性的な素晴らしい花を、誰もが咲かせる事が出来るみたいです。
それは、とてもシンプルな営みですね。