夜の海と考え事

夜の海と考え事

7月に生まれます!

まだ小さかったころ、真夜中に外に出るのはよほど特別なことがあるか、父親に夜釣りに連れて行ってもらうときぐらいでした。普段寝ている時間に起きているだけでなぜだか興奮し、波の音が昼間よりくっきりと耳に響く真っ暗な海を目の前にすると、特別な冒険をしているようでわくわくしたのを今でもはっきりと覚えています。大学に進学して沖縄を離れてしまうと、釣り自体からも遠ざかってしまい、長らく釣竿を手にする機会もなくなってしまいました。小さい頃には大人になったら船舶免許を取って漁師になりたいと母親に言ってたのにと、ふと可笑しくなります。石垣に住むようになって1年になりますが、ビーチでシュノーケルをしたり、港から何気なく海を眺めていると、その魚の豊富さと海の透明度に驚いて、最近からまた釣りを始めました。最近では道具もひととおり揃い、時間を見つけては昼も夜も関係なく海に釣り糸をたらしています。
 釣りをしているとき、特に魚がつれない時はぼんやり海面を見ながらいろんなことを考えていますが、最近はもっぱら来月生まれてくる子供の名前を考えています。どんな名前がいいかなんてことから始まって、生まれてからのこと、そして少し大きくなったら女の子でも一緒に釣りに来てくれるかななんて心配まで(笑)。お嫁さんは里帰り出産で一足先に実家に帰っていておなかの赤ちゃんに話しかけられない分、不安も期待も膨らんでいます。結局魚を釣りにいっているのか考え事をしに海に出かけているのかわからない状態に。そして気づいたら釣り竿が一本無い…。魚に持っていかれました…。
 お嫁さんに内緒で新しい竿買っていいかな(笑)。

嘉数 怜

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