3年前に専門の先生が3名赴任し、部員10名で新体制がスタートした。定期的に行われる高校生の試合や社会人も混ざっての試合では一勝もできず、悔しい思いをしてきたが、そのおかげで、チームの課題をみつけ、克服するため、選手自ら考え、濃い練習を行えるようになってきた。「3年生最後の地区大会決勝では、これまで一度も勝ったことがない八重高と対戦し、18年ぶりに優勝することができました。優勝した瞬間は涙が出るほどうれしかったです」とキャプテンの東筋くん。練習人数の不足や、対外試合の経験がないという状況のなか掴んだ地区大会優勝だった。インターハイ一回戦の向陽高校との試合では、同点まで追いつくも、惜しくも3点差で敗退となった。3年生の引退後、残された部員は4名。新主将の中川龍二くんと副主将の黒島高祐くんを中心に、チームが決めた今後の目標は「県大会ベスト8」。現実的な課題としては部員確保であるが、チームの存続に向けて頑張っている。