八重山のすぐりむん(特産品)未来への活用法(3)

八重山のすぐりむん(特産品)未来への活用法(3)
八重山のすぐりむん(特産品)未来への活用法(3)

竹富町、島々の特産品誕生!!

新しいものを生み出す力、パワーはとてつもないもの。せっかく作りあげた商品たちが埋もれることのないように、外に売り込むシステムの構築も重要なポイントになるかと思います。これは個人だけの力ではかなり難しいので、関係機関との連携を強化して「島から発信」できるように協力を求めていきたいと考えています。行政などに頼りっきりにならないで自分たちができることは自分たちで行い、どうしても各個人では難しいところだけ補ってもらうというシステムです。現在これらのことがよりスムーズに運営できるように組合の立ち上げ作業を進行中です。
さて、昨年の11月に初の特産品認定委員会を開催後、去る四月に第二回の委員会を開催しました。また特産品の仲間が増えました。それだけではなく、認定してもらえるならと新たに商品開発に取りかかる業者もあり今後が楽しみです。
竹富町の特産品を順番に紹介していこうとおもいます。
 今回は西表島にて農業を営む大浜農園さん。こちらの農園からは黒紫米と赤米が認定されております。西表島では唯一エコファーマーにも認定されています。エコファーマーは簡単に言うと持続性の高い農業生産方式を導入し、県知事の認定を受ける必要があります。大浜農園さんは、鶏の飼育に伴って排出される鶏糞を田圃の肥料として利用し黒紫米を育てるという生産方式で平成19年に認定されました。黒紫米は白米に比べてビタミンやミネラルの含有量が多いと言われ栄養面でも優れているそうです。私自身も毎日のご飯は黒紫米か赤米を利用しています。この食生活になれると白米では寂しく、子供たちも白米だと食が進まないのです。
また最近は沖縄本島の企業との協力で大浜農園の黒紫米の粉末も製品化されました。こちらは特産品認定されているわけではありませんが、気軽に利用できるのでオススメです。沖縄県の学校給食のパンにも取り入れられ今話題です。ティダミルクでもスイーツの生地に利用しています。こうして気軽に黒紫米や赤米が利用できると身近に感じることができていいですね。

崎枝 百合香

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