少人数校の入学式

少人数校の入学式

明石小学校の心のこもった入学式

四月八日、地元 市立明石小学校の入学式があり、校区内で暮らす一人として、お祝いに行ってきました。今年度の新入学児童は二人。同じ石垣市でも、市街地の小学校では百人近くの新入学児童がいたとのことですが、市街地から三十キロくらいしか離れていない小学校なのに、二人しかいません。それで、寂しい入学式を予想していたのですが、それがどうでしょう。確かに人数的には寂しいのですが、大変心温まる立派な入学式が行われました。校長先生の式辞、そして来賓の方の挨拶等すべての挨拶は、新入学児童との対話を取り入れながら行われました。また、在校生による歓迎の言葉は、在校生全員による音読形式で行われましたが、大変心の温まるものでした。こうした光景を見るのは初めてのことで、確かに少人数校でなければできないことかもしれませんが、義務教育のスタート地点に立った児童が、人と人とのつながりや思いやりの心の大切さというものを培うものであり、大変感動しました。
 明石小学校では、年々児童数が減少し、今年の新学期のスタートは15名になってしまいましたが、学校、家庭、そして地域が一体となった、血の通った素晴らしい教育が行われています。
 明石小学校の校歌の三番は、
   伊原間 明石 手をにぎり
   ともに進もう とことわに
   世の荒波に ゆうゆうと  
   のりきる力 身につけて
   正義に生きる 道もとめ
   明るく強く進むのだ 進むのだ
と歌っています。
 明石小学校の児童が、この校歌のごとく、しっかりと前を向いて強く正しく、夢ある将来に向かって進んでいくことを期待したいと思います。

古谷 修

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