昨年晩秋。島内でTシャツ販売や製作を手掛ける経営者らが一堂に会する席が設けられた。と言えば体裁がいいが要は酒宴である。みんなで集まって飲まない?みたいな連絡を受け、飲みたい喋りたい人たちが集まった次第であるが、その連絡を回し始めたのはレキオゴーレスの米盛佳織さん。
彼女は常々思っていたそうだ。Tシャツを取り扱う同業者たちと会話を持つ機会ってほとんどない。噂や人づてにその発言や活動や販売プランなどを伺うことはあっても確認したことはない。ついては狭い石垣島で同ジャンルの商売をするもの同士の意見交換だのぶっちゃけた話だの一度してみたいものだと。
それで集まったのがTシャツ販売を行う十数社の経営者たち。勿論ぼくもその一人。お互いに初めて会話を交わすような方も多く、けっして話が弾むような会合ではなかったが、ま、皆さんそれなりに楽しいお酒を飲めていたのではないだろうか。そんな宴もたけなわな折に水を差すようなことを述べたのはボクである。「せっかくこうして集まったんだし、雰囲気も悪くないし、どうせなら同業者組合なんか立ち上げてさ、みんなでTシャツ業界を盛り上げようよ。楽しいことや面白いことが起きるのを待つンじゃなく、こちらから楽しいこと発信しようよ。ね。どうなのよ皆さん」。
ってな次第で同業者組合『南西Tシャツ倶楽部』の名の下に集まってくれたのが現在の15社各位だ。メンバーの中にはTシャツ販売だけではなく印刷屋さんやノベルティグッズの製作を手掛ける方もいたしりして異業種組合の様相も呈してきているけど、楽しいこと面白いことを発信するのが第一義だからこれでよいのだ。南西Tシャツ倶楽部の今後の活動に是非ご期待ください!