ネットショッピング

本当に便利か?

テレビを見ていたらコメンテーターがインターネットでトイレットペーパーを購入した話をしていた。ネットを使えばトイレットペーパーまで買える便利さをうたっていた。
 近年ネットショッピングはいろいろな用途が増え、我々の生活を向上させた。しかしネットショッピングの売り上げとは反比例するように、古くからの商店街で閑古鳥が鳴いている様子を目にする。地域に住む人が地域の店舗でトイレットぺーパーすら買ってくれなくなれば、商店街はもっと疲弊していく。トイレットペーパー、ネットで買えたら便利だが、ネットでしか買えなかったらものすごく不便だ。ましてインターネットを使えないお年寄りたちはもっと大変になるだろう。
 昨年高校時代に通っていた本屋が閉店した。昨年インターネットサイトのアマゾンで30冊近い本を購入した。この30冊分の代金を地元に落としていたら少しは事態が変わっていたのじゃないかと先のテレビ番組を観ながら考えた。目先の便利さだけを追求した結果、一番手軽に行ける書店を閉店に追い込み不便を感じるようになった。地域を守っていくのは地域に住んでいる人たちであり、地域に住んでいる以上、その地域を守っていく義務がある。そのためにも地元で買える物は地元で買うようにしたいと考える今日この頃。

栗本 浩平

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