キャッチフレーズ

じっくり見てみるとおもしろい

小さい頃から懸賞好きの私は、これまでいろいろなジャンルの懸賞に応募し、さまざまな商品を当ててきた。ラジコン、自転車、映画チケット、米、土鍋、血圧計など、いくつ当選したか覚えていない。先日も、県内豪華ホテル宿泊券が当たった。懸賞に当たるには、ちょっとしたコツがあり、それをある人から教えてもらってからは、結構当たるようになった。
 今年9月頃、沖縄県の観光案内の情報を発信しているホームページの「観光情報WEBサイト真南風プラス」で沖縄観光のキャッチフレーズを募集していた。これも豪華な景品があったのでこれだと思うフレーズをつくり、いくつか応募してみたが、みごとに落選…。これまでの沖縄観光のキャッチフレーズは「いこうよ! おいでよ! 沖縄」、「美ら夏、沖縄、元気」などであったが、今回、選ばれたキャッチフレーズは『行っちゃおっ、沖縄』であった。単純明快!
 キャッチフレーズの応募にあたり、企業や市町村のホームページからキャッチフレーズを調べてみた。企業では、「元気ハツラツ~」、「やめられない、とまらない~」など、印象に残るのが多い。石垣市は「日本最南端の自然文化都市」、竹富町は「海と空の真ん中に、笑顔にあふれるくらしがある」であった。この「月刊やいま」の雑誌は、「一家に一冊 純八重山産 生活情報誌」と表紙にある。
 キャッチフレーズは身近にいっぱい溢れているが、目をとめてじっくりみてみるとそれぞれの思いが込められており、おもしろさを感じることができる。また同時に、印象に残る単純明快な言葉をつくる難しさを実感した。
 最後に、文章を書くのは苦手だが、「やいまーる広場」に一年間投稿することによって、いろいろな再発見や、考えさせられることがあり、投稿を引き受けてよかったと改めて思っている。八重山生活3年間のいい思い出になった。どうもありがとうございました。

宮城 桐吾

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