「あなたの夢は何ですか?」

「あなたの夢は何ですか?」

夢を持つことの大切さ

地域で活動している仲間が、子どもたちに「あなたの夢は何ですか?」と問いかける機会がありました。その場にいた大人の皆さんにもそれぞれ「自分の夢を語ってください!」の呼びかけに「エー、この歳で夢なんかないよ~」と、とっさに答えた私がいました。夢のない大人が、子どもに夢を語れと言うことは寂しいことだ。何歳になっても、今の自分に満足することなく「夢」を持つことの大切さをその時気づかされました。
「夢」実現には、イチロー選手がテレビで話していた「野球が好き、毎日の小さな努力の積み重ねが結果を生む」の話に共感しました。最近では、小さい夢でも持つことで、こころが豊かになり、前向きに生きる楽しみを感じているこの頃です。
 私も日々の小さな努力の積み重ねに挑戦と行動開始をしました。家では、家族の協力を得られ、好きなジョギングを開始し、石垣島マラソンのハーフに挑戦します。日に日に体重が減少し何年かぶりに“ランニングハイ”を感じる走りが出来、胸がどきどきしました。同僚からは、いろいろな分野の情報や刺激そして勇気を頂き、将来の夢実現の一歩を踏み出しているところです。
 地域では、NPO法人『Love Peer Price やいま』の一員として活動しています。メンバーはそれぞれ異なった職業の方々が集まり、八重山の思春期の子どもたちが生き生きと生活できる応援体制をこつこつ積み上げているところです。
 先日11月14・15・22日の3日間20時間のカリキュラムで思春期ピアサポーター養成講座を開催し、三期生6名のピアサポーターが誕生しました。今後は、NPO法人『Love Peer Price やいま』ヤング会員活動を通して成長していくでしょう。そして、自らのライフサイクルにおける様々な課題に対して、自己決定能力を育て、同世代の相談役として支え合えるピアサポーター活動の輪が広がることを期待しています。私たち大人が、八重山の子どもたちの「夢」サポーターとしてやらねばならない事が山ほどあります。「あなたの夢は何ですか?」。

大原 康子

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