ゴーヤー

ゴーヤー

≪作って健康、食べて健康。「ゴーヤー」は長寿のもと!≫
 青い空に緑が映える。ゴーヤー。加熱しても栄養分が損なわれない健康野菜として、注目を浴びている。
 石垣市老人クラブ連合会主催の「第14回ゴーヤー品評会」で、1等賞に輝いた唐真盛行さん。毎年入賞の名人に、ゴーヤーの栽培法を教わった。
 畑を4~5回耕し、苗を植える場所に穴を掘り堆肥と土を混ぜて準備をしておく。1月15日頃に畑の一角に種を蒔き、20日頃に発芽したら壷に移し、芽が15センチ程に伸びたところで準備をしておいた畑に移す。棚に芽が上るまで肥料を1~2回施し、除草や手入れ(下の方の弱い葉を取るなど)をし、朝夕に水をやって立派な実が付くのを楽しみ、収穫を待つのだそうだ。「ゴーヤーを育てるのは子供を育てるのと同じ。栄養をやり、丹精込めて世話をしてやるのが一番。植物は主につく、というでしょう」とは、さすが連続入賞者の弁。「ゴーヤー好きは長寿が多い。本当だよ。私の食べ方はゴーヤーと卵だけのちゃんぷるー。毎日これを食べていると病気にもならん。ゴーヤーは健康である限り作り続けるよ」

【ツルレイシ(ニガウリ)】
うり科ツルレイシ属
熱帯アジア原産、つる性一年草。薬草として、解熱、解毒、下痢、眼病に用いられる。ほとんどの野菜のビタミンCが加熱によって損なわれるのに対し、ゴーヤーのビタミンCはちゃんぷるーにしてもほとんど生のゴーヤーと変わらない。苦み成分(モリブデン)を含有し、これが刺激となって食欲を増進させる。

●ゴーヤー品評会
[主催]石垣市老人クラブ連合会
[目的]会員のゴーヤー生産技術の向上を図り、生産活動の喜びを味わうとともに同食材を使用した料理の講習会を開催することで、健康づくり、生きがいづくりに寄与する
[出典作品]出展するゴーヤーは、自己生産品で3個一組とする
[審査基準]大きさ、重量、光沢、品質、病害の有無等を重視

やいま編集部

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