今年の7月12日に誕生した石垣島ビール。
約3カ月がたち、多くの人たちが島ビールを味わった。
9月に沖縄本島で行われた離島フェア97でもすごい人気だったという。
八重山の特産品のひとつとなり、これからどのような展開をみせていくのか。
「石垣島ダックスブロイハウスがオープンして3カ月がたちました。これまでは、レストランとのーでんショップで飲むか、市内コンビニのホットスパーに置いてある瓶ビールでしか味わえませんでした。これからは地域住民の方々が手軽に飲めるようにもっていきたいですね」
と総支配人の宮良當二郎さんは話す。
「現在ではホテル関係、空港売店、ゴルフ場、西表、小浜などでも島ビールを味わえます。待っているんじゃなくて、どんどん出ていって、みなさんに石垣島ビールを飲んでもらいたいですね」
石垣島ビールの新しい動きとして、様々なイベントへの参加がある。
「離島フェアでみなさんにおいしいと言ってもらえて、非常に自信をつけました。3日間、休む暇もないほどの盛況ぶりでしたよ」
宮良さんをはじめ、石垣島ビールに携わる人たちは、確かな手ごたえを感じている。
今後のスケジュールとしては、那覇市の奥武山公園で開かれる産業まつり、また11月の石垣島まつりにも出品予定だという。
ビールの需要が伸びれば、大切な要素である製造(品質・量)が大事である。
「オープンして3カ月で特に変わったことはないけど、ビールの味はパーフェクトに近づいてきているわ」
ドイツ出身でブラウマイスターのナディア・ベッカーさんは自信を持って話す。
製造スタッフのチームワークと頑張りがあって、おいしいビールが生まれ、そのビールを飲むことができる。
これまでのヴァイツェン、ヘレスに加えてピルスも登場予定。
また、石垣島産和牛を使用したステーキ、焼肉に加え、海の幸シーフードバーベキューなどもメニュー入りする予定。
やはり、地元の石垣食品がつくる無添加物の手作りハムやソーセイジなどビールによく合うメニューがいっぱいだ。
「お酒が飲めない方にも、満足いくようなメニューを取り揃えてありますので、家族でも気軽にお越しいただきたいですね」
とスタッフも話す。
島ビールを飲んだ人たちが「うまい」と笑顔で言うとき、提供する方も飲む方も最高の時間を共有できるのだろう。
7月14日にあやぱにモール内にオープンした「のーでんショップ」は、石垣島ビール、料理を味わえて、八重山の特産品のショッピングが楽しめる。
のーでんショップにある特産品は、八重山で生産されたものや八重山で加工されたものだ。
石垣島ビール(330×3本)と石垣島ハムソーセージとマーミヤーかまぼこのギフトセットが全国発送できたり、みんさー織、民芸品、焼物、八重山紙、琉球グラス、香辛料、水産加工物、Tシャツ、八重山のビデオなど純八重山産のものがいっぱいある。
また島酒好きの方には、石垣の酒、波照間の酒、与那国の酒を取り揃え、店内で味わえるようになっている。
また、ゲンキ乳業のソフトクリームも人気。
「これからは、離島のものを増やしていく予定」とのーでんショップの方も話す。
観光と地元産業がしっかり結びついたひとつのかたちとして、のーでんショップにはどんどん期待したい。
この他にもあざみ屋、あららがま農園、石垣島水産、石垣食品、海のもの山のもの、MYコレクション、ガーデンパナ、川平ファーム、紙工房かびや、グラスアイランド、サンリブ、新日本企興、竹富町商工会、長浜しおから加工場、バナナハウス、マーミヤーかまぼこ、マルタ工芸、八重山焼などたくさんの商品が置いてある。