日時
7月12日(火)
19:30集合
場所
大浜・磯辺海岸駐車場
(磯辺交差点、ファミマ近く)
参加費
参加費150円、
保険料150円(任意)
用意するもの
懐中電灯またはヘッドランプ。幼生を見るにはスマホのカメラ機能が便利です。
服装
波打ち際を歩きます。濡れても良い靴。
※参加希望者はご連絡ください。多すぎるときは人数を制限します。
講師
当会講師陣
主催
アンパルの自然を守る会
連絡先
山崎雅毅 TEL:090-6785-8692
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久ぶりにオカガニの幼生放出観察会を開催します。
カニの研究者の小菅丈治氏はオカガニの幼生放出の瞬間を次のように表現しています。「夕闇がはっきりと濃くなる頃、開けた砂地にオカガニたちが現れる。波打ち際に向かうカニの足取りは、ある時は意を決した力強い歩みのようであり、またある時はそろそろと用心深く、ためらいがちのようにも見える。だがいったん脚が波に洗われるや、もう迷わない。水深一五センチほどのところまで一気に突進する。脚をふんばると身を震わせ、仔を海に放出する。波に転がされてもおきあがり、カニは母としての勤めを成し遂げる。数十万のゾエア〔幼生〕は、一瞬黒煙のように見えた後、散っていく。」(引用・小菅丈治著「カニのつぶやき」2015年、岩波書店)こんな光景が、私たちが暮らすすぐそばの月夜の浜で見られるのです。
なぜオカガニはこのような不思議な行動をとるのでしょう。オカガニもその先祖は、海にいた生物でしたが、陸上で生きることができる能力を身に着けました。しかし繁殖のための幼生放出は、変えることができず海の時代のまま続けているからでしょう。海で成長した幼生はカニとなってどこかの浜に上陸するのです。そうした歴史を何万年も継続しています。カニ達の命の営みが永遠に続けられるよう、自然を大切にする心を子どもたちには持ってほしいです。
この日は13夜でオカガニが登場するタイミングですが、自然の営みを1日だけの観察でうまい具合にできるとは限りません。もしかしてこの日は数が少ないこともあります。観察の仕方を覚えて何度か観察してください。
注意事項
マスク着用、オカガニはいくつも出てきます、十分な距離を取って観察してださい。
アンパルの自然を守る会 山崎雅毅