南の島の星まつりは、今回で23回目の開催となります。8月10日(土)には「夕涼みライブ&観望会」、翌11日(日)には「星まつり講演会」と「VERA石垣島観測局特別公開」を開催します。
星まつり講演会では、国立天文台の土居守台長を講師に、「広がりゆく宇宙のなぞ」という演題で、天文学の最新研究についてご講演いただきます。
この宇宙はどのような姿をしているのでしょうか。人類はこれまで科学技術を駆使した宇宙の精密な観測によって、その進化の歴史を探求してきました。銀河の観測からは宇宙がどんどん広がりつつあることがわかり、さらに星の爆発現象の観測によって広がる速さが速くなっていることも明らかになりました。宇宙が広がる速さはどのようにして測られるのでしょうか、そして広がる速さが加速しているのはなぜでしょうか。観測と理論の発展から宇宙の真の姿が今まさに明らかになろうとしています。
本講演では、光赤外線天文学、時間軸天文学、観測的宇宙論を専門とする土居台長に、広がりゆく宇宙のなぞに関する最新の知見をわかりやすくご紹介いただきます。皆様のお越しをお待ちしております。
日時 8月11日(日) 開場 13時30分、開演 14時00分
会場 石垣市役所 1階 コミュニティールーム ※入場無料
主催 南の島の星まつり実行委員会
講師 土居 守 (国立天文台長)
演題 「広がりゆく宇宙のなぞ」