昔、年老いた母親と一人息子の家族がありました。息子は一生懸命働いたのですが、とても貧乏でした。
それを見た神様が一粒のひょうたんの種をくれました。その種から芽を出したひょうたんのつるはどんどん伸びて、畑いっぱいになり、たくさんの大きな実をつけました。
息子がためしに実をひとつ取って切ってみると、中からお米がざくざく出てきました。次々実を取って切ってみると、どの実からもお米が出てきて、息子の家はとても豊かになりました。
となりの欲張りな男がそのことを知って、こっそり実を取って切ってみると中からたくさんの蜂が出てきて、男をさんざん刺しました。世の中、心がけが大切ですよということですか!?