つのだ☆ひろ

石垣島へ来島し、ドラム講座出張ドラムクリニックを行ったつのだ☆ひろさんに突撃インタビュー
 

―今回石垣島に来たきっかけは?

つのだ☆ひろ
以前僕の専属カメラマンをやっていた遠藤さんをはじめ、間接的な知り合いの方が2、3名住んでいます。その方たちからの誘いもあり来ることになりました。

―石垣島で何を?

つのだ☆ひろ
私は現在東京でワイルドミュージックスクールという総合音楽専門学校の校長をやっています。今回石垣島では出張ドラムクリニックというかたちでドラムの講座を開催しました。八重山の音楽シーンの向上に繋がってくれればと思います。

―音楽をやっていく上で一番伝えたいことは?

つのだ☆ひろ
音楽というのは心を伝えるものです。極端な言い方をすれば誰かになにかを伝えたいという心を持っていない人はやらない方がいい。自分の心を伝えるための道具にあたるのが技術です。間違った技術をどれだけ練習してもうまくはなりませんが、正しい技術を学べば少しの時間でも上達していきます。学校でもまずはなにかを伝えたいという心、それを伝えるための技術というように心技体が大切ということを教えています。今回のクリニックはドラムですが、ドラム以外の人も感じ取っていただければと思います。

―学校を作ろうと思ったのは?

つのだ☆ひろ
僕は音楽業界に長年携わってきました。自分の持っている技術や想いを少しでも若い世代に伝えて行ければと思い始めました。自分が培ってきた業界のパイプなどを生かしながら仕事のサポートをすることもできるようになりました。音楽で成功したいという若者が志半ばで挫折していく姿も見ます。挫折する子を少しでも減らし、音楽の世界に携わる人を一人でも増やしたいですね。

―石垣の読者にメッセージを?

つのだ☆ひろ
八重山ではさまざまな古謠がうたわれていると聞きます。自分の気持ちを音楽で表現するというのは先人から受け継がれていることでしょう。そんな土壌もあってか八重山は音楽を志す人が多く、そのぶん挫折して帰ってくる人も多いと聞いています。うちの学校では無料体験もありますので、音楽を学びたいと思う方はぜひ体験されてみてはいかがでしょう?
 

つのだ☆ひろプロフィール

1949年8月1日、福島県生まれ、東京育ち。中学時代からドラムを始め、高校在学中にプロデビューを果たしさまざまなミュージシャンと共演。1971年には歌手として「メリージェーン」をロングヒットさせ、ソウルフルな歌声で一躍、脚光を浴びる。

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