NHK和歌山放送局 キャスター 安里 愛美

NHK和歌山放送局でキャスターを務める安里さん。生放送、取材、編集などと、1年目で、勉強しながら忙しく動いているという。里帰り中の安里さんにお話をうかがいました。

―キャスター2年目になりますが

安里 愛美(以下、安里)
まだまだ慣れないですね。生放送はとっても緊張します。今は、とりあえず間違えないようにということを一番気をつけています。NHK和歌山のキャスターは、取材交渉、ロケ、編集、ナレーションとすべてに携わります。普段は入れないようなところを訪れたり、めったに見ることができないものを映像で伝えられるというこの仕事は本当に素敵だし、楽しくやらせてもらっています。取材で和歌山県内の各地に行きますが、行くたびにいろいろな人に出会えます。みんないい人ばかりで、和歌山を知れば知るほど好きになっています。はじめは何をするにもとにかく緊張でしたが、最近やっと楽しいと思えるようになってきて、これからもっと頑張っていきたいと思います。私はとても運がいい事に、1年目にして2度も全国放送に出ることができました。これからもみなさんに応援してもらえるように頑張りたいと思います。

―キャスターになろうと思ったのは?

安里
実は小さい頃から、とても引っ込み思案でした。そのコンプレックスを克服したいと、なるべく人前で話すことを意識してやっていた事もありますし、映像の制作にとても興味があったので、そこに関連してキャスターという道を考えるようになりました。大学を卒業して、3ヶ月間東京にある『NHK日本語教育センター』に通って、キャスターの基礎講座を受講しました。そこでNHK和歌山の募集も知って応募しました。運よく私の個性を気に入ってもらえたようです(笑)。

―今後の目標は

安里
まだ原稿に沿って話すのが精一杯で、応用やアドリブがきかないので、人前で自分の言葉を自由に表現できるように頑張りたいと思います。リポート制作をもっとやっていきたいと思っているのですが、今は少なくともスタジオで失敗しないように精一杯学びながら経験を積んでいきたいと思います。

―読者へメッセージを

安里
自分が当時控えめな性格だった事もあるのですが、特に高校生や中学生に、自分が興味を持ったものなど、そのままにせず、実際の行動に結びつける努力をしてほしいと思います。思っているだけと、少しでも行動することには、未来が変わるくらい大きなものもあります。私もいつもこれを心に置いて行動しています。
地元の方々に、放送を観てもらえる機会がほとんどないのですが、応援してもらえたら嬉しいです。それから、ぜひ和歌山にも来てください。とってもいいところですよ。

安里 愛美プロフィール

1984年1月22日生まれ。真栄里出身。二中 ⇒ 八重高 ⇒ 都留文科大学文学部。2009年3月、NHK和歌山放送局スタッフとして入局。「ぐるっと関西おひるまえ」(関西2府4県)、「わかやまNEWSウェーブ」(和歌山県内)の2つのテレビ番組、FM「わかやまパワーステーション?」(和歌山県内)担当。

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