誰も知らなかった
奇跡の「花の森」
私は、シャッターを
夢中で切り続けた―――。
平久保半島で発見されたサガリバナの大群落。
銀河や満月の光の下で清楚に咲く白やピンクのサガリバナは、ファンタスティックでまるで妖精のようだ。
ヤエヤマシタンやオオゴマダラなどの動植物も共生するこの豊かな森の生態系は、何物にもかえがたい貴重な財産である。
大塚勝久氏は5年余の歳月をかけて、この奇跡的な森の風景を撮り続けた。
この写真集には森の中の生き生きとした動植物の祝祭がとらえられ、わたしたちをメルヘンの世界に誘う。まさに写真家生活50年の節目にふさわしい記念碑的な作品である。
68頁、260mm×260mm、上製本 オールカラー