第40回デンタルフェア開催で盛大に表彰式


 6月3日午前10時から石垣市健康福祉センター集団検診ホールで歯と口の健康週間にともなうデンタルフェアが八重山地区歯科医師会と石垣市、沖縄県が主催して開催され、130人以上の来場者で会場は盛り上がった。
 デンタルフェア表彰式では、砂川和徳八重山地区歯科医師会長が主催者挨拶に立ち、「口の中が健康な方々にお手本に成って頂き、表彰させていただきます。」と表彰の意義を述べていた。
 来賓挨拶では沖縄県歯科医師会長の比嘉良喬氏が挨拶に立ち「よく噛んでしっかり飲み込む。これが健康長寿には大事なこととなります。」と述べたほか、「先月に毎月8日を『歯ブラシの日』と制定しました。この日に歯と口の健康について少し考えてほしい日としました」と、新たな取り組みを発表していた。
 この後、良い歯の表彰が行われ、「小学校・中学校の部」40名、市長賞として「高校の部」10名、80才で20本の歯を保持する「8020」の部では10名、そして「家族でよい歯コンクール」の部では1組が受賞。なかでも家族で歯が痛まなくとも定期的に歯科医に検診を受け、歯の健康を維持している池城さん家族が表彰されていた。
 小中学校や高校などの受賞者の選定基準は、虫歯がないことや、歯がきれいに磨かれているだけでなく、歯茎がきれいであることが重視されるとのこと。一時的な手入れでは、歯茎が腫れてしまい、歯茎の良好な状態は現れないためだという。
 砂川会長は「顎のかみ合わせも重要で、お年寄りの入れ歯が合わず、かみ合わせが悪いと、歩くバランスが悪くなり、けつまずき易くなる。転べば骨折につながり、寝たきりになるケースも。歯科医は顎のかみ合わせにも配慮している」と述べ、歯科医師に診てもらうことも可能とのこと。
 午後からは検診も実施され、フッ化物塗布やブラッシング指導が実施された。
 なお6月5日から9日まで、歯と口の健康週間のイベントとして、健康福祉センター展示ホールで一般市民対象の相談会が12時30分から13時30分まで行われる。

記念撮影に家族が殺到。スマホに残そうと親の熱い想いが大きな壁つくる。


(流杉一行)

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