オヤケ・アカハチは田んぼの中によ、反対方はみんなね、沖縄、宮古、八重山、沖縄のみんなね、きとるでしょ。
自分はもう大変だっていうんで、田んぼの中によ、穴掘ってね、寝てよ。
レンコンの根っこを取ってきてね、穴に入れてよ、息してね、
田んぼの中でね。
田んぼの中は見ないはずと思ってよ、田んぼの中で寝てよ、穴掘って寝てよ、レンコンを鼻にやってね、呼吸をしてよ、もぐったときにね。
あと追ってきてね、ここにね、モリでね、突いてよ。ここは濁っておったからよ。
突いたらよ、オヤケ・アカハチはね、キモノでよ、こんなにまでしたところがよ、モリでね、突かれてこのまま死んじゃった。
死んでね、妻のナアタフージの妹のあれはね、仕方なくね、あれも殺されて、四箇のね、姉さんのよ御嶽があるよ、あの御嶽の東によ、お墓を掘って。
きょうだい(兄・姉)のいうことを聞かんで、夫のよ、オヤケ・アカハチを生かしてね、こんなに殺されたのはね、あれと同じだと思ってよ、クイツバをね、道の中に穴を掘ってね、そこに埋めてね、人に踏ませということで。
きょうだいでよ、こんなにまできょうだいのいうことを聞かんでよ、自分の夫をこんなにやったということでよ、人に踏ましてあったんだがよ。
大浜の人はね、大浜の神さまだと思ってね、大浜の部落の人がいってよ、クイツバ、オヤケ・アカハチの妻といっしょに踏ましてあるということを聞いてね、穴を掘って骨を持ってきてね。
オヤケ・アカハチは大浜のうしろによ、オヤケ・アカハチの公園がありますよ。
この墓といっしょによ、オヤケ・アカハチといっしょによ、神さまだと思ってね、大浜の人はね、合葬してね。
豊年祭はね、オヤケ・アカハチとね、クイツバをね、神さまとみて、今も信じております。
昔の八重山のオヤケ・アカハチの話ですよ。