石垣島でアンガマ

石垣島でアンガマ

 8月15日は旧暦の7月13日で、この日は沖縄では先祖の霊を迎える旧盆のンカイ(迎え)の日。旧盆3日間を家族と過ごそうと多くの人が里帰りして、家族親族揃って仏壇の前に座り、先祖への近況を報告するほか、本家の仏壇に参るなど、交友を温める人で活性する時節となる。お供えの用意から、訪れる人をもてなす料理の仕込みなどで、島の商店はお盆の器具、食材の購入で、大いに活性する。
 そんな商店の賑わいが夜になると、今度は家々の家庭で賑わいが移る。沖縄本島ではエイサー隊の行列が各家庭を巡ることになるが、ここ八重山ではアンガマ行列が青年会などで編成され、呼ばれた家庭を訪問。仏壇の前に賑わいをつくります。
 あの世のからの使者ウシュマイ(爺)とンミー(姥)がファーマーと呼ばれる子孫を引き連れて、三線・太鼓を鳴らし登場。玄関から一番座と二番座を占拠。方言を叫びながら仏壇に参り、八重山芸能やヤジとの珍問答を披露して、観客を大いに沸かせるというもの。この日から3日間、石垣島では、石垣、登野城、大川、新川、真栄里、平得、大浜の各字の青年会がアンガマ行列の一行に扮して、依頼された各家庭に出向いて、仏壇の前を盛り上げる。また、エイサー隊も幾組か現れ、沖縄本島出身者の家々では、エイサーが披露される。

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