魚を追って洋上で餌をとるコアジサシは、まだ陸で見かける回数が少ない。魚の群れが寄ってこないからだ。今年1月24日の寒波襲来で凍死した魚やカニは相当数あり、サニズの獲物も、激減の実態から、陸に寄ってくる魚群やアジサシ類の動きは、鈍くなるのも予測できそうだ。5月14日、舟蔵の海岸をコアジサシが一羽、魚を探して海面を見ながら移動するのを見かけた。5月にしては海岸端は寂しい光景で、キアシシギが一羽、餌を漁る姿があるのみ。今年の寒波で、製糖にも影響があるようで、いまだに製糖終了の日取りが決まっていない。陸・海両方で、寒波の影響が出ている。