チョウゲンボウ飛来

チョウゲンボウ飛来

 サシバなど秋の渡りがはじまる頃、いっしょにやってくるチョウゲンボウ。10月9日、石垣島の前勢岳展望台にチョウゲンボウが現れ、獲物を探してホバリングする姿が見られた。世界では極地を除くユーラシアからアフリカにかけて広く分布。国内では東日本で繁殖し、冬鳥として全国で見られる。目の下の縦の黒帯紋は、ハヤブサもあり、猛獣ではチータの目にもある。スピードのあるハンターに特有の系統かも。チョウゲンボウは空中に停止して、獲物をねらう。これはチョウゲンボウのほかにミサゴが洋上でよく見みせる。ただ空中にほぼ完全に停止する器用な飛び方は、チョウゲンボウ独自。この日のチョウゲンボウも、海から前勢岳へ吹く風が生み出す上昇気流を利用して、何度もピタリと止まって、周囲をのぞき込んでいた。

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